ノコギリほどではないけれども、
それでもたくさんの種類があって選ぶのに困るのが「カナヅチ」です。
なんとなく、木工に欠かせない道具の一つとして当然必須アイテムかと思いますよね。
しかしです。
DIYでカナヅチでクギを打って木工する人は少ないと思います。
電動ドライバーでネジで止めた方が、速くて、楽で、簡単だからです。
おまけに強度的にもクギよりネジの方が強いそうです。
じゃ、カナヅチいらないんじゃないの?
実はカナヅチの登場シーンは結構あります。
ペンキ缶のふたの開け閉めの時。
木を組むときに手では力が入りづらい時。
古い家具を解体する時。
…ほとんど釘打ちがないじゃないか!
いやいや、電動工具では逆に使いづらい小さい釘を打つ場面ではカナヅチの方が良いですよ。
ということで、カナヅチの選び方も1択です。
「ネイルハンマー」
初めての1本としてはこれで十分です。
ネイルハンマーとは槌の反対が釘抜きになっているタイプですね。
西洋風とでも言いましょうか。
両方とも槌の日本風のヤツは「ゲンノウ(玄翁」と呼ばれます。Tの字型のやつですね。

もちろんゲンノウでも良いのですが、ペンキ缶のふた開けられないじゃないですか…。
クギを抜かなきゃならないシーンが出たら「バール」が必要になるじゃないですか…。
DIY初心者にとってはそんな程度の理由で大丈夫です。

あとは大きさ(重さ)と材質ですね。
ゲンノウは鉄と鋼(はがね)で出来ているのが多く、柄の部分は木製が多いですね。
ネイルハンマーは槌も柄もステンレスのものが多いようです。
重さもクギを多く打つ場合は450gくらいあった方が結果的に楽なようですが、
DIY初心者には300gでちょうど良いと思います。
でも、カナヅチの場合最も重要なことは
「持ってみた時の感じ」で、選んで正解だと思います。
ゲンノウの方がプロっぽくていいわ。でもOK。
ネイルハンマーのゴムのグリップの方が持ちやすいわ。でもOK。
2本目買うとしたら、
用途に応じて選ぶと良いです。
組み立てが多い人なら木材を傷つけない「ゴムハンマー」とか「木槌」。
ウッドデッキとか作るならギザギザがついた「ツーバイ用ハンマー」
そんな感じで選んで大丈夫です。