インパクトドライバーはDIYに必須の道具です。
と、断言してみました。
ドリルドライバーとインパクトドライバーどっち?
という議論はここではしません。
インパクトの使い方に慣れてしまえばドリルドライバーの
出番はほぼありません。
DIYの中で圧倒的に登場回数が多く、
且つ初めて使うには手こずる工具
それがインパクトドライバーです。
いろいろな使い方ができますが、
「ビスを打つ」に関する使い方のコツを紹介していきます。
価格やメーカーにより様々な機能があるインパクトドライバーですが、
最低限どの種類にもついている機能に絞って解説しますね。
・「ゆっくり回す」のコツを掴もう
・基本は「押しながら打つ」
・ビットを替えれば可能性は無限
・一番怖いミス「カムアウト」
〇「ゆっくり回す」のコツを掴もう
基本の機能は
・スイッチ
・チャック
・正逆回転ボタン
だと思います。
基本的に回転の強弱は
「スイッチを押す人差し指の力加減」ということになります。
これが初めてだと意外に難しいのです。
バッテリー式のインパクトドライバーだと
けっこう重いので持つのに力が要るかもしれません。
その重さを支えるためにしっかり握ってしまうと
スイッチを強く押してしまうのが原因だと思います。
人差し指以外の4本指でしっかり持って、
ゆーっくりゆーくり回るようになるまで
押し方に慣れましょう。
〇基本は「押しながら打つ」
ビスの打ち始めは、ゆーっくり回して
ビスが自立するくらい入ったら
少し速く回します。
もう少しでフィニッシュという手前2~3㎜のところで
一旦止め、ネジ頭が入りすぎないように調整します。
これがビス打ちの基本動作です。
細いビスや短いビスならば問題ないですが、
75㎜以上くらいのビスになると
パワーがないと入っていきません。
その状態でスイッチを強く引くと
空回りして「ネジ頭をなめる」原因にもなり
最悪の場合、ドライバーが暴れてネジ頭を外れる「カムアウト」という
事故になります。
なので、ある程度ビスが入ったら左手でドライバーを抑え、
「押しながら打つ」という感覚を意識しましょう。
「パワーを入れる=速く回す」ではありませんよ。
「押しながら打つ」ですよ。
〇ビットを替えれば可能性は無限
ホームセンターに行くと、ドライバービットだけで1コーナーあるくらい
豊富な種類があります。
・ビスを打つためのビット
・穴を空けるためのビット
・削る、磨くためのビット
等々…
持っておくと便利なビットを紹介しておきます。
・ロングドライバービット
なぜかという理由は言いづらいのですが、
長い方が使いやすいです。個人的に。
本来は深い穴にビスを打ち込むためのものなのかもしれませんが、
単純に使いやすいからおすすめです。
・ドリルビットセット
用途によって穴の大きさや深さは変わりますね。
なので、何種類か入っているセットがおススメです。
4㎜6㎜8㎜10㎜くらい入っていれば良いです。
・ダボ穴用ビット
上記のドリルビットでも、もちろんできますが、
深く掘ることが出来ない構造の「ダボ穴専用」があるんです。
ダボ穴あける以外にも用途は多いので持っていて損はありません。
〇一番怖いミス「カムアウト」
ここまで便利な必須電動工具「インパクトドライバー」ですが、
DIY初心者には怖い事故も当然あります。
代表的な事故が「カムアウト」です。
これは、ネジ頭から外れたインパクトドライバーが高速回転しながら、
暴れてしまうことです。
主な事故としては、
・材料を傷つける
・ビットを破損する
そして
・手の甲や指に刺さる
です。
慣れてくるとほとんど起こらず、怖い事故ではないのですが、
DIY初心者の時はしょっちゅう起こってました。
流血したこともあります。
防ぐ方法はあります。
実はすでに紹介してあります。
・回し始めはゆっくり
・両手で押しながら打つ
・最後の手前で1回止める
です。
つまり基本的な使い方さえ身につければ問題ないってことです。
私もせっかく買った高い材料がカムアウトによって傷つけてしまった時や
流血してしまった時は、いや~な気分になりました。
そうならないために、たくさん練習して、
快適なDIYライフを楽しみましょう!