「のこぎりで真っすぐ切れる」
これは木工DIYをする人にとっては
憧れで、かつ難しいですよね。
真っすぐ切れたら気持ちいいですね。
ということで、真っすぐ切るためのコツを紹介していきます。
真っすぐ切れるように自信がつくまでは、
下記の要領でしっかり身につけましょう。
・4方向にケガキする。(角材の場合)
・クランプでしっかり固定
・姿勢と目線を正しく
・のこぎりの角度
・自分ののこぎりのアサリを知る
・その他
〇4方向にケガキする。
ケガキとは切る部分に墨付けすることですね。
おススメは鉛筆です。ちゃんと芯をとがらせておくこと。
角材を切る時、1か所にだけ線を入れてないですか?
慣れるまでは面倒でも4方向付けてみましょう。
これは真っすぐ切れているか確かめるためです。
実は4方向正しく線を引くのって意外に難しいんですよ。
1㎜くらいズレてないですか?
理由は主に2つ。
・「さしがね」や「スコヤ」の扱い方に慣れていない。
・鉛筆の角度や芯の太さが悪い。
です。
ケガキがズレていたら、当然のこぎりもズレますよ。
〇クランプで固定する。
「のこぎりは引くときに切れます。」ですよね。
押すときと引くときの力の入れ方のコツに慣れていないと、
メチャクチャ疲れます。腕パンパンです。
すると木材にのこぎりが引っかかってズレてしまいます。
(右利きの場合)クランプで固定して、さらにしっかり左手で固定して
切り始めからいきなり力を入れてしまうと、ズレますね。
最初は少しずつ小刻みに「挽き口」を作り、
安定したら、刃先をいっぱいに使って
引くときに力を入れる。押すときは軽く。
そしてリズミカルに。
〇姿勢と目線を正しく
ケガキ線とのこぎりの刃を真っすぐ見下ろす位置に目線を
持ってきましょう。自分の「効き目」がどちらかわかりますか?
体はちょっと斜めに構える形になると思います。
作業台の高さが自分に合ってないと、
姿勢と目線が合わせづらくなり、
曲がった時に修正がしづらくなります。
〇のこぎりの角度
一般的には30°くらいがベストです。
ただし、刃のピッチや作業台の高さなどで
多少切りやすい角度が変わるので
自分にとって一番楽な角度を探してみましょう。
〇自分ののこぎりのアサリを知る
「アサリ」とはのこぎりの「切りしろ」のことです。
種類によって変わりますが、1~2㎜くらいあると思います。
墨線のちょうど真上でのこぎりの刃を乗せると、
この「切りしろ=アサリ」のせいで、
実際に欲しい寸法より短くなってしまい
仕上がりがガタガタになることもあります。
そもそも墨線が太いと、それだけで刃を当てる位置がズレますね。
なので「鉛筆の芯は常に補足」する必要があるのです。
〇その他
・フィニッシュまで手を抜かない!
木材の切り落とす方を作業台の外に出して切る場合が
多いと思いますが、
最後切り落とす寸前に重みで材料がバキッと欠けるという
経験はありませんか?
材料が落ちないように左手で掴みましょう。
また、もう少しで切れるという最後の瞬間はのこぎりの
手前を下げ気味にして根本で切る感じにするのが基本です。
・切れないと思ったら刃を替えよう。
替え刃式ののこぎりを買った人限定ですが、
ドンドン替えてしまいましょう。
のこぎりの刃を研ぐのは素人には無理と思って
いた方が良いでしょう。
職人に頼むと結構費用がかかります。
思い切って取り換えちゃいましょう。
切れないのこぎりはイライラするばかりか、
仕上がりも悪くなりますし、
ケガの原因にもなります。