治具を自作するというのも
DIYの醍醐味ですよね。
治具を自作し始めたら、
すでに初心者ではないかもしれませんね。
おそらく最初に作ろうと思う治具は
「丸ノコ定規」ではないでしょうか。
もちろん、手に入りやすい材料で
簡単に作れるもの。
をテーマに紹介していきます。
それでは自作丸ノコ定規のレシピです。
〇材料
・ベニヤ3㎜~5㎜程度
・木工用ボンド
以上です。
大きさですが、これに関してはどんな用途で使うかで変わってきます。
大きいものだと1800㎜…1間(合板の長辺)を切る用
中くらいで900㎜…半間(合板の短辺)を切る用
小さいもので600㎜…それより小さい材料を切る用
この3種類作っても良いかもしれませんね。
12㎜のコンパネを使うようおススメしている方もいらっしゃいますが、
厚すぎます。
165㎜の丸ノコをお持ちの方は、
最大切り幅が55~65㎜なので
2×4材がギリギリになっちゃうかもしれません。
〇手順1
・自分の丸ノコベース幅を測る
おそらく10センチ程度じゃないでしょうか。
なので、10センチ+10センチ+ガイド5センチ
25センチくらいの幅の物ができあがるでしょう。
ガイド幅は任意です。何センチでも良いです。
〇手順2
・直線直角な部材を用意
ベニヤの端5センチくらいをカットするというのが一般的ですが、
フリーハンドで直線きれないから定規作るのに…。
その部分だけホームセンターで切ってもらえばって…。
なんか本末転倒なんですよね。
直角じゃなくても直線であればOKですよ。
直線の棒材でもいいですよ。
〇手順3
・ベニヤにガイド材を木工用ボンドで貼り付けてしっかり固定
ビスは使わないのでしっかり固定して乾かしましょう。
※この時の注意点ですが、
手順4で余計な部分を切り落としますので、
ベース幅より少し長めに貼っておいてください。
〇手順4
・余計な部分を切り落とす
この時の注意点は、丸ノコの刃の部分を見るのではなく
ベースがガイドに沿っているかをしっかり見ることです。
完成です。
さて、実はここからが本題です。
なぜ丸ノコガイドを自作するのか?
①市販の長いガイドは値段も高い
②1×4や2×4を縦挽きするため
③市販のガイドでは切れないような小さい材料を切るため
それでは1×4材を縦に切ってみましょう。
※1×2や1×1も売ってるよ…。
はい、それでは切ってみましょう。
〇手順①
・作業台にスタイロフォームを置く
捨て木や馬台ではダメです。
スタイロやカネライトなど、
一緒に切っちゃう材料にしてください。
〇手順2
・1×4材にケガキ線を書く
「ノコギリの切り代」を意識してください。
※仮に1×4のちょうど真ん中に線を入れたとします。
89÷2で44.5㎜ですね。
切り代が2㎜と仮定すると、
出来上がる2つの材料の幅は
44.5㎜と42.5㎜になるはずです。
理論上はね。
〇手順3
・1×4を両面テープでスタイロに固定
おそらくクランプ固定ではうまくいきません。
慣れていて上手な方はクランプで固定するでしょうが、
途中で止めて固定し直したりしなきゃならないので
慣れていない人がやるとズレます。
両面テープが良いです。
思い切ってビスでスタイロに固定してもいいです。
スタイロでもしっかりビス効きます。
〇手順4
・1×4を隣に何本か置きガイドをその上に置く
手順5で丸ノコガイド置きますので、
段差が出ないようにするためです。
※この1×4と丸ノコガイドをクランプで
固定すると良いですよ。
〇手順5
・ケガキ線と直線ガイドを合わせる
ガイドを使うと刃の切り代が
どこに来るか分かりやすいですね。
〇手順6
・切る
ガイドを使う時の目線は、
丸ノコの刃ではなく、
ガイドにベースが沿っているかですよ!
いかがですか?
うまく切れました?
今回は1×4の縦挽きを紹介しましたが、
端材など細かい材料を切る時も
手順と注意点は同じです。
こんな細かくて確実なカットができるようになれば
あなたのセンスでアイディアは無限大ですね。