DIYで木工したら、次にしたくなるのは
「塗装」ですよね。
ナチュラルな木はそれはそれでオシャレですけど、
SPFやコンパネのままでは素人感満載です。
ということで、「DIY初心者のための塗装の基本」を
押さえましょう。
〇塗装に最低限必要なもの
・ペンキ
・ハケ(刷毛)
・容器
以上です。
あとは、ぞうきんかな。
たったこれだけ?
はい、たったこれだけです。
確かに、塗装のためのいろいろな道具や便利アイテムも
売ってますね。
それは、それが必要な時に買いましょう。
「DIY初心者の塗装の基本」
それは
「塗装に慣れること」です。
色々なアイテムをそろえるのは、そのあとでOK。
そもそも塗装用品は消耗品と、心得ましょう。
◎ペンキ
いろんな塗料がありますね。
DIYがブームになって以来、たくさんの楽しそうな塗料が
流行ってまね。
でも、最初に買うのは
「水性のホワイト」でOKです。
なぜホワイト?なんにでも合うし、使い勝手が良いからです。
でもホワイトと言ってもたくさんの種類があって迷うと思います。
最初の1つ目は・・・どれでもいいです。
〇水性か油性か
DIY初心者にはどちらがいいか用途すらも分かりません。
いろいろ用途や違いはあるのですが、
・水性は道具を水洗い出来てニオイがキツくない。
・油性は耐久性と質感に優れているが、扱いが面倒。
くらいの知識で今のところ良いです。
そもそもDIY初心者の室内の木工の場合、
「水性塗料」1択でOKです。
〇カラーかステインか
カラー塗料はいわゆる「色付け」ですね。
ステインはイメージ的には「わざと汚して味や質感を出す」でしょうか。
ステイン系も簡単ですし、おススメですが、
一番最初はカラー塗料に慣れてからにしましょう。
ステイン系は失敗もないですし誰でも出来るから
いつでもやりたい時にやればOKです。
◎ハケ(刷毛)
〇天然毛か化学繊維か?
結論から言うと、最初は気にしなくていいです。
天然の方が含水性が高く、塗りやすいといわれています。
ですが、DIY初心者の木工だったらそんなに広い表面塗らないですから
とりあえずホームセンターに行って安いもの買ってみましょう。
やはり天然毛の方が高くて品質は良いのですが、
企業努力によって化繊でも塗りやすいものが多く出てます。
「良いものは高い」のです。
んで、最初は手入れとか難しいと思うので、
使い捨てくらいに割り切ってやってみるってのが良いです。
そのうち自分の好みが決まってきます。
〇サイズや材質は?
小さいのから大きいの。
平刷毛や筋交い刷毛。
柄が木のものやプラスチックのもの。
その店で一番安いものを何種類か買ってみましょう。
凝れば凝るほど奥が深いのも刷毛の面白さですが、
最初から気にすることないです。
高い刷毛を買うのは慣れてからで。
〇刷毛のおろし方は?
特に天然毛のハケは毛が抜けることがあります。
最初にすることは
・両手の手のひらに挟んでクルクル回します。
すると余分な毛が取れます。
・水を含ませてみて試し塗り。
初めてだと毛に塗料を含ませる感覚や、手首の使い方とか分からないでしょうから、
「あ、こんな感じか」くらいで構わないので感覚をつかみましょう。
◎容器
ペンキ缶に直接刷毛を突っ込まないようにね。
ということで、使う分だけ容器に分けて使います。
絵を描くとき絵具だってパレットに出しますよね。
それと同じです。
〇ローラー付きのセットとか売ってますが…
ローラーの方が簡単で失敗がないと言われてますが、
それはあくまで「広い範囲なら」です。
小さい木工なら、ローラーだけで仕上げることはできません。
小さい刷毛で仕上げた方が結果的にキレイです。
ペンキの量も少量で良いです。
ですから、デカいバケツのような容器ではなく
「刷毛が入る程度の小さい容器」で十分です。
〇容器と言ってもいろいろな大きさがある
初めての人におススメは…なんでもいいです。
5個~10個入って数百円のやつでいいです。
100円ショップのやつでもいいです。
「ペンキを小分けにできて、刷毛が入るサイズ」
で、あれば何でもOKです。
◎使い方と手入れは?
〇塗り方のコツは奥深い。「習うより慣れろ」
最初から職人さんのようにうまくはできません。
失敗しても大丈夫です。
挽回できます。
では、塗ってみましょう。
・塗料は刷毛の2/3くらいまで
柄の部分まで付けちゃうと、洗いづらくなります。
・最初は薄く、2度塗り3度塗りを心掛けて
いきなり仕上げようとすると、「塗りムラ」が出たり、「刷毛スジ」が出たり。
一発目は水で薄めるくらいまで伸ばして。
・ハケの方向は1方向
ぐちゃぐちゃに塗ると当然仕上がりも汚くなります。
木目に沿って1方向に塗りましょう。
〇お手入れ
今回は水性塗料の前提でおはなししていますので、
手入れも水性塗料の仕方と思ってください。
・水かぬるま湯で洗う。
当然ですが何回も洗って塗料が出なくなるまで洗いましょう。
※明日も同じ色を使う場合は、水につけておいたままにしておいてOKです。
ただ来週使うけど…とかならしっかり乾かしましょう。
柄の部分は主に木材なので、劣化します。
・しっかり陰干し
塗料が残ってたり、水分が多く残ってたりすると
刷毛がバリバリに固まります。
気づくのは、次塗ろうとしたときです。
高い刷毛を買ってそんな状態だったら悲しくなりますね。
洗ったらしっかり水気を切って、
刷毛部分を上にして陰干ししましょう。
お手入れはこれでOKです。