電動工具も買いました。
念のため手持ち工具も買いました。
材料を止めるためのビスも買いました。
さて、
いよいよ木材の選び方です。
「DIY 木材」で検索すると、
「いきなり買いに行かないで、ちゃんと設計してから」とか
「ホームセンターに行ってもいきなり買わないで、なんの材料があるか確かめてから
次回ホームセンターに行ったときに材料を買いましょう」とか
言っている方が多いですね。
確かにそのとおりではあるのですが…。
いや、いくつかの材料をいきなり買っちゃいましょう。
・1×4材 2本
・2×4材 2本
・コンパネ 1枚 ※サイズは後術します。
これを買いに行って、「ついでにそのホームセンターにはどんな材料があるのか確かめて自分で作りたいイメージを膨らませて」帰りましょう。

あと、どこのホームセンターにも10円とか無料で「端材」があると思います。
ついでにこれも買っちゃいましょう。(もしくは貰っちゃいましょう。)
初めて工具を使う方、とくに電動工具を使ったことが無い方は、
おそらく、うまくいきません。傷がついてしまうこともあるでしょう。
そのための材料だと割り切って買いましょう。
そうは言っても、練習用の材料にお金を払って買うわけじゃないですよ。
「多少寸法を間違ったり、傷をつけてしまっても問題ない物を作るため」に
練習も兼ねて用意した材料ですよ。
〇1×4と2×4は分かったけど、長さは?
一番多く買うであろうサイズは、1820㎜、1間、6フィート(※これ全部同じ長さ)
でしょう。なので、このサイズで良いです。
これより短いサイズで、半分の3フィート(910㎜)、長いと12フィート(3640㎜)というのを売っていると思います。
コスト的にはなるべく長いサイズを買って切り分けた方がコスパが良いですが、
私の車には3640㎜は入りません。ホームセンターで切ってから車に積んでも良いですが…。
なので最適なサイズは「自分で運べるサイズ」になると思います。
どうしても長いサイズが必要な物を作りたい時は、配達をお願いすることになるかもしれませんね。
〇長さと太さのサイズが決まったら買っていいの?
残念ながら、いままでのは前置きです。
木の選び方で一番重要なのは、「真っすぐかどうか」です。
大前提ですが、「木は時間が経つと変化します。」
反ってきたり、ねじれてゆがんだり、最悪の場合割れます。
ホームセンターで売っている時点で、すでに歪んでいるものも多いです。
わざわざ水平器などで測るまで厳密でなくてもよいですが、
「見た目でなるべく真っすぐな木」を選びましょう。

もう一つ重要なのが「節(ふし)」です。
木には当然、ふしがあります。安い材料ほど、ふしが多いです。
別にふしがあっても「それも味だな」程度であれば良いのですが、
「節の部分は硬くてビスが入りづらい」とか
「節が抜けて穴になっている」という木も平気で売ってます。
当たり前ですが、
「最初から汚れていたり、傷がついてないか」確かめましょう。
売り物なんだからそんなことないでしょう?
と思ってませんか?いや、運搬時にぶつけたり、または、カット加工の際に
削れていたり、傷のところから樹液が漏れ出している材料なんかも
平気で売ってます。
〇コンパネも歪みとか反りは気にした方が良い?
・ベニヤ板・・・木材を切りだした3㎜以下くらいの板
安価ですが、反りかえりやすく強度がない
・コンパネ・・・コンクリートの型枠用の板。ベニヤを貼り合わせた12㎜くらいの板
ベニヤより高く、合板より安い。ベニヤを互い違いに貼り合わせてるので歪みにくい
・合板・・・構造自体はコンパネと同様。コンパネより質が良いものが多く、JAS規格を通ったものは「構造用合板」と呼ばれ建築資材になる。
ベニヤの5枚貼り合わせ、7枚貼り合わせなどで、強度や厚みが違ってくる。
ベニヤは強度が弱く歪むので単体では使いません。
ボックス棚の背板や、角材と組み合わせて使うので、慣れてきたら買いましょう。
コンパネは、そこそこ強度があり歪みにくいので、底板や補強材として優秀です。
ベニヤの質が悪いことが多いので、色を塗ることを前提とする場合に買いましょう。
比較的安価なので、最初はこれを買いましょう。
合板は使っている材料によって価格が大きく変わります。
表面をサンディングするだけで天板として使うこともできるようなキレイなものもあり、強度も高いです。作りたい木工が決まったら買いましょう。