「ペケ台」を作業台にしたいという方も多いでしょう。
大工さんなんかも現場でよく使っています。
ペケ台の良いところは
・組み立て式なので、使わないときコンパクトにしまえる
・軽量なので、持ち運びが可能
・キャンプなどほかの用途にも転用可能
ですね。
もしDIYの作業スペースがしっかりとれている方には
あまりおすすめしません。(DIY初心者には)
固定されていないので、ガタガタします。
偏って体重かけると天板が外れて事故につながる。
という理由です。
しかし、ビスなどを使わずに木組みできる方法の
「相欠き加工」を習得しておいて損はないです。
今回は作業台としてベストなサイズではなく、
コンパネを使った相欠き加工という視点で紹介します。
〇ペケ台のレシピ
・コンパネ1枚を3分割(何センチでもいいです。)
900×450㎜を2枚、900×900㎜を1枚がちょうどいいでしょう。
必要な工具
・丸ノコ(ノコギリでも可能ですが、結構大変)
・ノミとカナヅチ
・ヤスリもあった方がいいかも(使わないかも)
手順は簡単です。
・真ん中にスリット(切り込み)を入れる×2枚
・組み立てる
・天板を乗せる
以上です。
ポイントとなるのは
◎スリットは何センチで入れればいいのか?
◎スリットを最初から緩めにしない!
です。
〇スリットは何センチで入れればいいのか?
まず「スリットの幅=板材の厚み+α」です。
一般的なコンパネや合板などは12㎜~15㎜くらいが多いです。
安いタイプだと12㎜が多いので12㎜で解説します。
①900×450㎜の板材のセンターを取ります。
②900÷2なので45センチのところに線を引きましょう。
③その線から両サイドに6㎜移動し線を平行に引きましょう。
次にどこまで切るかですが、真ん中までです。
④450の半分22.5センチなので23センチまで切りましょう。
⑤最後に「ノミ」を使って落としましょう。
12㎜×23㎝のスリットが出来ましたね。
それを2組作ります。
あとはその2組を組み立てるだけです。
〇スリットを最初から緩めにしない!
うまく組めましたか?
きっと摩擦でなかなか入って行かなかったのではないでしょうか。
寸法通りカットできた方は12㎜の厚みに対してスリットが12㎜なので、
スリットがキツ過ぎるのです。
あとはスムーズに入るまでヤスリで削ってやればOKです。
初めからそれを見越して緩めに切ってしまうと、
ガバガバになってしまった時に修正が出来ないのです。
なので、ジャストで切って、後から調整するのがうまくできるコツです。
あ、900×900は天板です。
ただペケ台の上に置くだけです。
◇ペケ台(相欠き)応用編
ペケの置き方を変えるだけ
雑誌や本などを置くだけでちょっとイイ感じですね。
スリットの位置をずらすだけ
スマホやタブレットの台としてもイイ感じですね。
スリットを2か所入れるだけ
箱型の棚になってイイ感じですね。
細い材料だったら、鍋敷きや、花瓶置きにもイイ感じですね。
細いペケを2組で天板置くだけ
持ち運びテーブルとしてキャンプでもイイ感じですね。
スリットの角度を変えるだけ
ペケが広がってイイ感じですね。
いかがですか?
この組み方を覚えておくだけでいろいろ想像できそうですね。
あなたのセンス次第でアイディアは無限大ですね。
是非おためしください!